BRULO(ブルーロ)の「FIVE FRUIT GOSE 0.5%」を飲みました。
結論から言うと、酸味のあるフルーツ感と塩味が前に出る、かなり個性的な一本でした。
イチゴのようにも感じるフルーツ香があり、口に含むとマンゴーやグァバを思わせる味わい。そこに酸味と塩味が加わります。
一方で、私はあまり「ビールを飲んでいる」という感覚を持てませんでした。後味にはわずかなベタつきもあります。
不味いというより、狙っている方向が私の好みとは少し違うという評価です。
フルーツ系のサワービールが好きな人なら、受け取り方はかなり変わると思います。
BRULO FIVE FRUIT GOSE 0.5%とは
FIVE FRUIT GOSEは、スコットランド発のクラフトブランドBRULOが展開するゴーゼです。
現在日本で販売されているBRULOは、2026年のリニューアルによって従来の0.0%から0.5%へ変更されています。
日本公式では「低アルコールビール」として案内されています。
BRULOはこの変更について、より豊かなフレーバーとコク、フレッシュさを狙ったものと説明しています。
FIVE FRUIT GOSEに使われている果実は、
- マンゴー
- パッションフルーツ
- グァバ
- アプリコット
- オレンジ
の5種類。
さらに海塩が使われています。
モルトはピルスナーと小麦、アルコール度数は0.5%、容量は330mlです。
BRULO自身は、トロピカルな果実感を、爽やかな酸味とわずかな塩味でバランスさせたゴーゼと説明しています。
実際に飲んでみると、メーカーが狙っている方向はかなり分かりやすく感じました。
外観は薄い黄金色。かなりジュースっぽい
色は薄めの黄金色。
見た目からして、一般的なラガーやIPAとは少し違います。
私にはかなりジュースっぽく見えました。
この時点で、BRULOの7 HOP 7 GRAINやLUST FOR LIFEのような「低アルコールのクラフトビール」を想像して飲むと、だいぶ印象が違います。
香りはフルーツ系。イチゴのようにも感じる
香りは、はっきり「これ」と特定するのが難しかったです。
ただ、フルーツ系なのは分かります。
最初に浮かんだのはイチゴでした。
実際にはイチゴは原材料に含まれていません。
公式に記載されているのはマンゴー、パッションフルーツ、グァバ、アプリコット、オレンジです。
複数の果実香が重なったものを、私がイチゴのように捉えたのかもしれません。
味は酸味のあるトロピカルフルーツ
口に含むと、まず酸味のあるフルーツ感が広がります。
私が連想したのは、イチゴ、マンゴー、グァバあたり。
後から原材料を見ると、マンゴーとグァバは実際に使われていました。
そして飲み進めると、塩味もちゃんとあります。
果実の酸味に塩味が加わることで、単純に甘いフルーツ飲料とは違う味になっています。このあたりは、メーカーがゴーゼとして狙っている部分をそのまま感じ取れました。
後味には少しベタつき
気になったのは後味です。
わずかにベタつきが残ります。
強烈に不快というほどではありませんが、私の場合、この少し残る感じは減点になります。
酸味や塩味による爽やかさがある一方、最後まで完全に軽快に抜けていくわけではありませんでした。
ゴーゼに慣れていない私には、ビール感が弱かった
今回もっとも評価を左右したのはここです。
私はゴーゼを日常的に飲んでいるわけではないので、スタイルへの慣れによる部分もあると思います。
その前提で言うと、あまりビールを飲んでいるようには感じませんでした。
果実、酸味、塩味が味の中心にあり、私がビールに求めているホップや麦芽の存在感は前面には出てきません。
これはFIVE FRUIT GOSEの完成度が低いという話ではありません。
むしろBRULO自身が「5種のフルーツを使った爽やかなゴーゼ」として販売しており、日本公式でも「普段ビールを飲まない方からも大人気」と紹介しています。つまり、ある程度は意図された方向なのでしょう。
狙いは分かる。でも、私の好きなBRULOとは方向が違う。
そんな一本でした。
BRULOの中では5番目
これまで飲んだBRULOを、純粋に私の好みで並べると、現時点ではこうなります。
1位 7 HOP 7 GRAIN IPA 0.5%
2位 KING FOR A DAY NEIPA 0.5%
3位 LUST FOR LIFE IPA 0.5%
4位 SABRO GALAXY IPA 0.5%
5位 FIVE FRUIT GOSE 0.5%
6位 HIGHWAY TO HELLES LAGER 0.5%
FIVE FRUIT GOSEは下から2番目です。
ただし、HIGHWAY TO HELLES LAGERとはかなり差があります。
FIVE FRUIT GOSEは「自分の好みではない」という要素が大きい一方、HIGHWAY TO HELLESはそれより明確に評価が低かったからです。
BRULOの中でも、私は7 HOP 7 GRAINやNEIPAなど、ホップを中心にフルーティーさを作っているものの方が好きなようです。
FIVE FRUIT GOSEのように果実そのものが前面に出るタイプとは、同じ「フルーティー」でもかなり違いました。
総評:狙いは分かるが、私の好みではなかった
BRULO FIVE FRUIT GOSE 0.5%は、5種類の果実によるトロピカルな風味に、酸味と塩味を組み合わせた個性的なゴーゼでした。
メーカーが説明している方向性と、実際に私が感じた味のズレはそれほど大きくありません。
そのうえで私は、「美味しく作ろうとしている方向は分かる。でも、あまりビールとして感じられず、自分の好みではない」という結論になりました。
ゴーゼやフルーツサワー系が好きな人なら、むしろこの個性が魅力になるかもしれません。
逆に私のように、ホップ由来の柑橘・トロピカル香や、クラフトビールらしい味わいを期待してBRULOを選ぶ人には、7 HOP 7 GRAINやKING FOR A DAY NEIPAの方が合いやすそうです。
ASTROCAの商品開発で持ち帰ること
今回あらためて感じたのは、「フルーティー」という言葉だけでは、飲み物の方向性はまったく分からないということです。
果実そのものを使ったフルーティーさと、ホップから生まれる柑橘・トロピカルな香りでは、私自身の満足度がかなり違いました。
ASTROCAでも単に華やかな香りを強くするのではなく、それがクラフトビールらしい楽しさにつながっているかを見ながら設計していきたいと思います。
※見出し画像は、外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。