今回は、BRULO(ブルーロ)の「KING FOR A DAY NEIPA」をレビューします。
結論から言うと、ピーチネクターのような香りと味わいが楽しめる、かなり美味しい低アルコールNEIPAでした。
果実感が口いっぱいに広がったあと、短く消えて、薄い苦味へと移っていきます。後味もすっきりしています。
一方、NEIPAとして見ると、濁りもホップの存在感も控えめです。
前提として、ノンアルのクラフトビールとしては、かなり美味しく高評価。
しかし、NEIPAを名乗るなら、もっとクレイジーなくらいホップを効かせてもよい。
これが率直な感想です。
※本記事は、2026年8月16日に飲んだ際のテイスティング記録です。
KING FOR A DAY NEIPAはどんな商品?
KING FOR A DAY NEIPAは、BRULOが展開するアルコール分0.5%の低アルコールクラフトビールです。
2026年3月の日本販売再開に合わせて、国内に初登場しました。
BRULO公式サイトでは、パイナップル、グレープフルーツ、マンゴーに、マダガスカル産バニラを重ねた、滑らかでジューシーなNEIPAと紹介されています。
使用されているホップは、シムコー、モザイク、アイダホ7、ネルソンソーヴィン、サブロ、ポラリスです。
なお、アルコール0.00%ではありません。
開缶すると、ピーチネクターの香り
缶を開けると、最初に感じたのはピーチネクターのような甘い果実香でした。
公式ではパイナップル、グレープフルーツ、マンゴーが訴求されていますが、私が最も強く連想したのは桃です。
複数の果実が混ざったトロピカルな香りというより、濃厚なピーチネクターに近い印象でした。
NEIPAにしては濁りが控えめ
色は、薄いリンゴジュースのような淡い黄色です。
多少の濁りはありますが、NEIPAとして想像するほど強く濁ってはいません。
外観だけを見ると、濃厚でジューシーなNEIPAというより、軽やかな低アルコールビールに見えます。
ネクターの果実感から、薄い苦味へ
口に含むと、香りと同じく、ネクター系の果実感が口いっぱいに広がります。
ただし、その果実感は長く続きません。
華やかな味わいが比較的短くスッと消えたあと、薄い苦味へと移っていきます。
苦味は穏やかです。
グレープフルーツの皮をかじったような強さや、IPAらしい長く残る苦味ではありません。
後味はすっきり
後味はすっきりしています。
果実の甘い印象も、苦味も、口の中に長く残りません。
濃厚そうな香りに対して、飲み終わりはかなり軽快です。
この短い余韻が、飲みやすさにつながっています。
LUST FOR LIFEよりビールらしいかもしれない
同じBRULOのLUST FOR LIFEと比べると、KING FOR A DAYのほうが、私にはクラフトビールらしく感じられました。
LUST FOR LIFE IPAのレビューはこちら。
LUST FOR LIFEは飲料として美味しい一方、爽やかで清涼飲料水的に感じる部分があります。
KING FOR A DAYにもネクターのような果実感はありますが、そのあとに苦味が続くため、味わいの流れがよりビールらしく感じられたのかもしれません。
ただし、これは「こちらのほうが必ず美味しい」という意味ではありません。
美味しさと、ビールらしさは別の評価軸です。
美味しい。ただし、NEIPAとしてはおとなしい
飲料としての評価は、かなり好意的です。
ピーチネクターのような果実感があり、苦味は穏やか。後味もすっきりしていて、飲みにくさがありません。
一方、NEIPAとしては、香りも濁りも苦味もおとなしく感じました。
NEIPA、ヘイジーIPAには、グラスへ注いだ瞬間からホップの香りが押し寄せ、濃厚な果実感が何層にも続くような体験を期待します。
KING FOR A DAYは美味しいのですが、もっとホップをクレイジーなくらい効かせてもよかったと思います。
総評:美味しいが、スタイルへの期待には届かない
KING FOR A DAY NEIPAの印象をまとめます。
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開缶時はピーチネクターの香り
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色は薄いリンゴジュースのよう
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NEIPAとしては濁りが控えめ
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ネクター系の果実感が口いっぱいに広がる
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果実感は短く消え、薄い苦味へ移る
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後味はすっきり
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LUST FOR LIFEよりビールらしく感じる
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NEIPAとしてはホップの存在感が物足りない
総評としては、結構美味しく、好感を持てる低アルコールビールです。
ただし、NEIPAという名前から期待した、圧倒的なホップ香や濃厚なジューシーさには届きませんでした。
ASTROCAの商品開発に持ち帰ること
KING FOR A DAYから学べるのは、強い果実香があっても、余韻を短くすれば飲みやすさを維持できることです。
一方、ビアスタイルを明確に掲げるなら、そのスタイルに期待される体験へ、十分に応える必要があります。
NEIPAを名乗りながらホップの存在感が控えめでは、飲料として美味しくても物足りなさが残ります。
ASTROCAでも、単に飲みやすくまとめるだけでなく、掲げたスタイルを一口で理解できる香りと味わいをつくる必要があります。
※味や香りの評価は、筆者個人のテイスティング記録です。
※見出し画像は、外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。