結論から言うと、これまで飲んできたノンアルコールビールのなかで、過去最低の評価になりました。
以前酷評したヒューガルデンゼロよりも、さらに苦手です。
350ml缶の3分の1ほどを飲んだ時点で、すでに捨てたくなっていました。
二度とリピートしないと思います。
※以下は、あくまで私個人の味覚による感想です。
「フルーティーで爽やか」な限定商品
アサヒゼロ エールテイストは、2026年3月31日に数量限定で発売された、アサヒゼロブランド初の限定商品です。
https://www.asahibeer.co.jp/news/2026/0225.html
通常のアサヒゼロと同様に、一度ビールを醸造してからアルコール分を取り除く「脱アルコール製法」を採用。
メーカーは、エールビールのようなフルーティーな香りと、爽やかな味わいを特徴として掲げています。
緑色の缶にはホップが描かれており、通常版よりも香り豊かな味を想像させるデザインです。
香りの第一印象は「トイレの芳香剤」
缶を開けて最初に感じた香りは、正直に書けば、「トイレの芳香剤」でした。
私が期待していたのは、発酵由来の果実香や、ホップの華やかな香りでした。
しかし、実際に感じたのは、飲み物のボディから浮いているような、人工的で強い芳香でした。
「フルーティー」よりも、「香りを後から強く付けた」という印象が先に来ます。
ひと口目は、薬品のような味
口に含むと、今度は薬品っぽい味わいを感じました。
味の連想として浮かんだのは、かなり表現が悪いのですが、「ビールのタンクを十分に掃除していない激安居酒屋で出てくるビール」のような味です。
これも、商品の衛生状態について何かを主張しているわけではありません。私の味覚上の比喩です。
それほど、飲んだ瞬間に強い違和感がありました。
率直に言えば、吐きそうになるほど自分の味覚には合いませんでした。
エールらしさも、ホップらしさも感じられない
商品名は「エールテイスト」で、缶にもホップが大きく描かれています。
しかし私には、エールらしい発酵香も、ホップらしい香りや味も、ほとんど感じられませんでした。
通常のアサヒゼロには、少なくとも「スーパードライっぽい」と感じられる方向性がありました。
一方、このエールテイストは、何を目指した味なのかを飲みながらつかめませんでした。
通常版の延長線上にある商品というより、香りと味のバランスが崩れてしまった別の飲み物という印象です。
良かったのは、強炭酸であること
強いて良かった点を挙げるなら、炭酸が強いことです。
刺激がはっきりしているため、口当たりには爽快感があります。
また、後味は意外なほど残りませんでした。テイスティングメモには、端的に「後味:無」と残しています。
ただし、これは「きれいに消える」という高評価ではありません。
香りと最初の味に強い違和感があるため、後味に到達する前の段階で飲み進めるのが難しくなりました。
ヒューガルデンゼロを下回る評価
これまで私のなかで最低ランクだったのは、ヒューガルデンゼロでした。
本家のヒューガルデンホワイトが好きだからこそ、ノンアルコール版の不自然な甘さや香りには大きく失望しました。
しかし今回のアサヒゼロ エールテイストは、そのヒューガルデンゼロよりも苦手でした。
350mlの3分の1ほどで、すでに「もう飲めない」と感じた一本です。
今回のテイスティングメモ
- 香り: トイレの芳香剤を連想
- 最初の味: 薬品っぽい
- 炭酸: 強め。ここは悪くない
- エールらしさ: 感じられない
- ホップらしさ: 感じられない
- 後味: ほとんど残らない
- 飲みやすさ: 3分の1ほどで捨てたくなった
- 総合評価: 過去最低
- 再飲意向: なし
商品開発に持ち帰りたいこと
今回、特に強く感じたのは、華やかな香りを加えるだけでは、エールらしさにはならないということです。
香りだけが前に出て、飲み物の甘味、酸味、苦味、ボディと結びついていなければ、フルーティーさは人工的な芳香に感じられてしまいます。
強い炭酸も、その不自然さを覆い隠すことはできません。
重要なのは、それぞれの要素の強さではなく、香りから飲み終わりまでの一体感です。
アストローカでも、ホップや香料の分かりやすい華やかさだけを追わず、一杯の飲み物として自然にまとまっているかを重視したいと思います。
少なくとも今回のテイスティングでは、開発中のアストローカの試作品の方が、飲み物としてまとまりがあると感じました。
厳しい評価になりましたが、「絶対にこの方向には進まない」という基準が明確になった一本でもあります。
この記事は、0.00%のクラフトノンアル飲料「アストローカ」の商品開発に向けたテイスティング記録です。
※見出し画像は、外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。