結論から言うと、サッポロ プレミアムアルコールフリーは、大手メーカーの0.00%ノンアルコールビールの中ではかなり好印象でした。
特に良かったのが香りです。
これまで私が飲んできた大手日系ノンアルの中では、アルコール入りのラガービールに最も近い香りだと感じました。
口に入れてからも麦の感じが比較的自然で、ノンアルコールビールで気になることがある「麦汁っぽさ」もかなり抑えられています。
一方、後味にはわずかにりんごを思わせる甘みがあり、飲み終わったあとに薄い膜のような感覚と、少しベタつく感じが残ります。
ここは弱点です。
ただ、それを含めても大きくネガティブと感じる要素はありませんでした。
運転で行くBBQなど、「今日は酒を飲めない。でもビールらしいものは飲みたい」という場面なら、人に勧めてるのは全く恥ずかしくない水準だと思います。
サッポロ プレミアムアルコールフリーとは
サッポロ プレミアムアルコールフリーは、サッポロビールが販売しているアルコール0.00%のノンアルコールビールテイスト飲料です。
サッポロビールは、普段からビールを飲み、ビールらしいおいしさを求める人に向けた商品として位置づけています。
https://www.sapporobeer.jp/premiumalcoholfree/
現在の原材料は、
- 麦芽
- ホップ
- 酵母
- 炭酸
- 酸味料
- 香料
です。
アルコール分は0.00%。100mlあたり12kcal、糖質2.9gとなっています。
外観は琥珀色。泡立ちはかなり良い
グラスに注ぐと、液色は琥珀色。
そして印象に残ったのが、泡立ちの良さです。
かなりしっかり泡が立ちます。
見た目の段階では、一般的なラガービールから大きく外れた印象はありませんでした。
香りはかなりビールに近い
この商品の一番良かったところです。
香りを嗅いだ瞬間、かなりビールらしいと感じました。
少なくとも、これまで私が飲んできた大手日系メーカーのノンアルコールビールの中では、アルコール入りのラガービールに最も近い印象です。
ノンアルコールビールでは、麦汁そのもののような香りや、ビールとは少し違う独特の香りが前に出る商品があります。
プレミアムアルコールフリーでは、それが比較的目立ちません。
商品名の「プレミアム」という部分よりも、個人的にはこの普通のビールに寄せた香りの自然さの方が、この商品の強みだと思いました。
麦感はある。でも麦汁っぽくない
口に入れると、麦の存在感があります。
ただし、これも悪い意味ではありません。
ノンアルコールビールで私が苦手なのは、発酵前の麦汁をそのまま飲んでいるような、いわゆるworty(麦汁様)な風味が強く出ることです。
プレミアムアルコールフリーは、麦を感じる一方で、そのworty感がかなり少ない。
「麦の味がする」ことと「麦汁っぽい」ことは別物なのだと分かりやすい商品でした。
ここも評価したいところです。
弱点は、飲んだあとの甘みと膜感
一方で、後味は完璧ではありません。
飲み込んだあとに、わずかにりんごを思わせるような甘みを感じました。
さらに飲み終わりには、口の中に薄い膜が残るような感覚があります。
少しベタつく感じ、と言ってもいいかもしれません。
ここは明確に弱点です。
ただ、大手メーカーのノンアルコールビールで感じることがある不自然な後味と比べれば、かなり抑えられている印象でした。
少なくとも私は、この後味だけを理由に「もう飲みたくない」と感じるほどではありません。
欠点はあるが、許容できるという印象です。
大手の0.00%としてはかなり優秀
クラフト系や海外製品まで含めれば、ノンアルコールビールにはさまざまな方向性があります。
その中でプレミアムアルコールフリーは、かなり王道です。
派手なホップ香や、IPAのような個性を楽しむ商品ではありません。
「普通のラガービールらしさを、0.00%でどこまで作れるか」
という方向の商品だと感じます。
そして、その観点ではかなり良くできています。
特に香りについては、大手日系ノンアルの中でも強い。
運転する予定があるBBQなど、ビールの代わりとして違和感の少ないものを一本持っていくなら、十分候補になります。
人に勧めても恥ずかしくない。
今回の私の評価を一言でまとめるなら、そこです。
日本において、売れているノンアルコールビールランキングでは、私の調査では圏外でしたが、もっと高評価されても良いと感じました。
ASTROCAの商品開発で持ち帰りたいこと
今回、特に参考になったのは、「麦感」と「麦汁っぽさ」はまったく同じではないということです。
ビールらしい飲みごたえを作るために麦の存在感は欲しい。
しかし、その麦が発酵前の麦汁のように感じられると、一気にノンアルコールビールらしい違和感につながります。
プレミアムアルコールフリーは、その境界をかなりうまく処理しているように感じました。
もう一つは後味です。
飲んでいる最中が良くても、最後に薄い膜感やベタつきが残ると、それだけで完成度は少し下がります。
香りや最初の一口だけではなく、飲み終わった数秒後まで設計する。
0.00%のクラフトビールテイスト飲料を開発するASTROCAとしても、改めて意識したいポイントです。
※見出し画像は、外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。