オリオン クリアフリーをレビュー|「軽い」ではなく「薄い」
オリオンビールのノンアルコール・ビールテイスト飲料「オリオン クリアフリー」を飲みました。
今回飲んだのは、シーサーとくりまんじゅうが描かれたちいかわデザイン缶です。
結論から言うと、強烈に嫌な味があるわけではありません。ただ、かなり薄く、私はビールらしさをあまり感じませんでした。
普段のオリオンビールのライトな味わいは好きです。しかし、今回のクリアフリーを飲んで感じたのは、それとは違う「薄さ」でした。
オリオン クリアフリーとは
「オリオン クリアフリー」は、オリオンビールが販売するアルコール0.00%のノンアルコール・ビールテイスト飲料です。
公式では、苦味を抑えたすっきりとした飲みやすさと、伊江島産大麦によるほのかな麦の旨みを特徴として挙げています。
https://www.orionbeer.co.jp/brand/clearfree/
名称は炭酸飲料。
アルコール度数は0.00%で、350ml缶などが販売されています。糖質、カロリー、プリン体もゼロです。
原材料を見ると、大麦やホップだけでなく、果糖ぶどう糖液糖、食物繊維、香料、酸味料、苦味料、甘味料なども使用されています。
今回飲んだ「ちいかわデザイン缶」は2026年7月28日発売の数量限定商品で、中身はクリアフリーです。シーサーとくりまんじゅうが乾杯するデザインになっています。
泡|ほとんど立たない
グラスに注いで最初に驚いたのが、ほとんど泡が立たなかったことです。
見た目の時点で、ビールというより炭酸飲料に近い印象を受けました。
泡そのものがビールのおいしさを決めるわけではありません。ただ、今回のクリアフリーでは、飲む前から「ビールっぽさ」はかなり弱く感じました。
香り|典型的なノンアルコールビールらしさ
香りは、私がこれまで何度も感じてきた典型的なノンアルコールビール系の香りでした。
私はこのタイプの香りがあまり好きではありません。
一方で、鼻を背けたくなるような強烈なオフフレーバーがあるわけでもありませんでした。
ここは重要で、クリアフリーを「明確にまずい」と評価するほどの不快さは感じていません。
味|ほのかに甘い。ただ、かなり薄い
口に含むと、ほのかな甘みがあります。
ただ、それ以上に印象に残ったのは味の薄さでした。
あまり味そのものがなく、ボディもかなり軽い。私には、ビールを飲んでいるという感覚がほとんどありませんでした。
少しベタつくような感覚もあります。
公式は「苦味を抑えたスッキリとした飲みやすさ」を特徴として挙げています。
確かに強い苦味や強烈なクセはありません。
ただ、私にとっては、苦味を抑えて飲みやすくしたというより、味の存在感そのものがかなり弱くなったように感じました。
「軽い」と「薄い」は違う
今回、いちばん考えさせられたのがここです。
私は普段のオリオンビールのライトな味わいは普通に好きです。
重厚なビールではありませんが、軽快さが魅力として成立していると思っています。
しかし、クリアフリーを飲んだときの感覚は、それとは違いました。
オリオンビールは「軽い」。今回のクリアフリーは「薄い」。
私の中では、この二つはかなり違います。
軽いビールでも、麦やホップ、苦味、香り、後味などが組み合わさって、飲み物としての存在感は残ります。
今回のクリアフリーでは、その存在感自体が弱く、炭酸飲料に近い方向へ寄っているように感じました。
一般的な評価は、私よりかなり高い
なお、世間での評価を見ると、クリアフリーは決して評判の悪い商品ではありません。
オリオンビール公式通販では高い購入者評価がついており、「あっさり」「すっきり」「飲みやすい」といった声があります。
https://shop.orionbeer.co.jp/products/2450
一方、比較サイトのレビューを見ると、炭酸や喉越しの弱さ、ビールらしさの不足を指摘する人もいます。
https://my-best.com/products/1090045
つまり、「軽くてすっきりしたノンアル」を求める人には、この設計が長所になるのでしょう。
私の場合は、ノンアルコールでもビールとしての香味や存在感を求めているため、評価軸が少し違います。
総評|不快ではない。でも、積極的な魅力も感じにくい
オリオン クリアフリーは、私にとって低評価と言い切るほど悪い商品ではありませんでした。
強烈なオフフレーバーがあるわけではなく、飲むこと自体が苦痛ということもありません。
価格を抑えた一般的なノンアルコールビールでは、不自然な香味や後味がもっと強く出る商品もあります。その意味では、クリアフリーは「普通」くらいの位置です。
ただし、積極的においしいと感じる要素も、今回はあまり見つけられませんでした。
不快ではないことと、おいしいことは別です。
そして、本家オリオンビールの魅力である「軽さ」と、クリアフリーで感じた「薄さ」も別物でした。
今回の一本で最も印象に残ったのは、その違いです。
ASTROCAの商品開発で持ち帰ること
今回のクリアフリーから持ち帰りたいのは、「飲みやすくすること」と「存在感をなくすこと」は違うという点です。
苦味を弱くすることも、ボディを軽くすることもできます。
しかし、それらを減らしていった結果、ビールとして感じられる要素まで失ってしまえば、単に薄い飲み物になってしまう。
ASTROCAでも、軽快さを狙うとしても、香りや味、口当たりのどこかには明確な存在感を残したいと思います。
「軽いけれど、薄くない」。
この違いは、ノンアルコール飲料をつくるうえでかなり重要だと感じました。
※見出し画像は、外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。