ハイネケン0.0は、口に含んだ瞬間にふくよかな味わいが広がり、ラガー系のノンアルコールビールとしてはかなり良いと感じました。
一方で、香りには芋や金属を思わせる、ノンアルコールビール特有の風味があります。
飲んだ後にも麦くささが残り、最初の好印象が最後まで続かないのが惜しいところでした。
今回飲んだ商品
今回飲んだのは、ハイネケンのノンアルコールビール「ハイネケン0.0」です。
https://www.heineken.com/jp/ja/our-products/heineken-0-0/
通常のハイネケンを思わせる緑色の瓶に、アルコールフリーを示す青色のラベルとキャップが使われています。
缶入りの商品が多いなか、瓶に入ったノンアルコールビールは珍しく感じました。
メーカーの公式サイトによると、アルコール分は0.0%。330ml入りで、100mlあたり21kcalです。
なお、ハイネケン0.0は商品名ではアルコール分0.0%とされていますが、メーカーによると実際には最大0.03%のアルコールを含みます。
なお、今回の商品は自身で購入しました。
香りには芋っぽさと金属っぽさがある
グラスに注いで香りを確かめると、最初に感じたのは芋のような香りと、少し金属を思わせる香りでした。
私がこれまで飲んだノンアルコールビールでも何度か感じてきた、独特の風味です。
通常のビールらしい麦やホップの香りより先に、この「いかにもノンアルコールビールらしい香り」が入ってきました。
香りだけを取れば、積極的に好みとは言いにくいです。
泡は10秒ほどで消えた
グラスに注いだ直後には泡が立ちましたが、10秒ほどでほとんど消えました。
泡持ちが味の評価を直接決めるわけではありません。
ただ、ビールを飲むときの見た目や気分も含めて考えると、もう少し泡が残ってほしいところです。
口に含んだ瞬間の味わいは、かなり良い
香りには気になる部分がありましたが、口に含んだ瞬間の印象は予想よりも良いものでした。
ふくよかな味わいが口のなかに広がります。
ノンアルコールビールに感じることがある水っぽさや、味の薄さはそれほど気になりませんでした。
香りを嗅いだ段階では「よくあるノンアルコールビールかもしれない」と思いましたが、飲み始めの味わいには、きちんと満足感があります。
ハイネケン0.0の一番良かったところは、この最初のふくよかさでした。
後味に残る麦くささが惜しい
一方で、飲み込んだ後には麦くささが残りました。
最初に感じたふくよかさは好印象でしたが、後味に残る風味はあまり好みではありません。
入口が良かっただけに、最後の麦くささが余計に惜しく感じられました。
飲み始めから飲み終わりまで一貫しておいしいというより、前半は良く、後半で評価が下がる味わいです。
辛い料理との相性は悪くない
今回は、ヤンニョム風の辛い牡蠣と一緒に飲みました。
強い味付けの料理に負けることはなく、組み合わせとしては悪くありません。
瓶入りということも含めて、食事の席で普通のビールと同じように扱いやすい商品だと思います。
ただし、辛い牡蠣を食べ続けた後には、ハイネケン0.0の甘味を強く感じるようになりました。
これは商品の味が変化したのではなく、食事によって私の味の感じ方が変わった可能性があります。
同じ飲料でも、単体で飲むときと食事に合わせるときでは、印象が大きく変わることを実感しました。
総評:ラガー系ノンアルとしては合格ライン
ハイネケン0.0は、香りと後味に気になる部分があるものの、口に含んだ瞬間のふくよかさは魅力的でした。
私の好みに基づく評価をまとめると、次のようになります。
- 芋や金属を思わせる香りは好みではない
- 泡は早く消える
- 飲み始めのふくよかな味わいは良い
- 後味に残る麦くささが惜しい
- 濃い味付けの料理との相性は悪くない
- ラガー系のノンアルコールビールとしては合格ライン
商品開発に持ち帰りたいこと
今回、特に印象に残ったのは、最初の味わいと後味で評価が変わったことです。
口に含んだ瞬間のふくよかさは、飲みごたえや満足感につながります。
一方、後味に好みではない風味が残ると、入口の良さがあっても、もう一杯飲みたいという気持ちは弱くなります。
アストローカの商品開発では、飲み始めの満足感だけでなく、飲み込んだ後にどんな香りや味が残るのかまで注意して設計したいと思います。
また、飲料単体での評価と、食事に合わせたときの評価は分けて考える必要があります。
今後のテイスティングでも、何と一緒に飲んだのか、途中で味の感じ方が変化したのかを記録していきます。
※ここに書いた味や香りの評価は、私自身の主観によるものです。飲む人や飲用条件によって、感じ方は異なります。
※見出し画像は、ハイネケン0.0の外観を参考にAIで作成したイメージであり、実際の商品写真ではありません。