バドワイザー ゼロを実飲レビュー|無個性だが強炭酸は食中で生きる

公開: 執筆・編集: アストローカ創業者
バドワイザー ゼロを実飲レビュー|無個性だが強炭酸は食中で生きる

バドワイザー ゼロは、少量ずつ味わうと、正直なところ「何が言いたいのかよく分からない味」でした。

ところが、グビッと多めに飲むと印象が変わります。

強い炭酸が心地よく、脂っこい料理と一緒に飲むなら成立する。

味そのもので楽しませるというより、食事を邪魔せず、口の中をリセットする。そんな一本でした。

バドワイザー ゼロとは

バドワイザー ゼロは、アルコール分0.0%のビールテイスト飲料です。

https://www.budweiser.jp/budweiserzero/

一度ビールを醸造してからアルコールを取り除く、脱アルコール製法でつくられています。

メーカーは、甘みのあるスムースな味わいと、心地よいのどごしを特徴として挙げています。

詳しい商品情報は、バドワイザー ゼロ公式サイトで確認できます。

※今回の商品は自費で購入しています。提供品ではありません。

香りは、やや金属っぽい

開けた直後に感じたのは、いかにもノンアルコールビールらしい、やや金属っぽい香りでした。

これまで飲んできたノンアルコールビールでも、何度か出会ってきたタイプの香りです。

色は、透明感のある黄金色。

グラスに注ぐと泡は立ちましたが、15秒ほどでほとんど消えてしまいました。

少量では「無」に近い

まずはテイスティングらしく、少量ずつ口に含んでみました。

しかし、味の中心がなかなか見つかりません。

率直な第一印象は、「何が言いたいのかよく分からん」でした。

 

決してまずいわけではありません。スイスイ飲めますし、強い癖もありません。

ただ、飲み物単体でじっくり味わうと、ひたすらに無個性です。

飲み終わりには、少しケミカルな後味も残りました。

グビッと飲むと、強炭酸が生きる

少量ずつ飲んでいる間は、かなり物足りなく感じました。

ところが、一度にグビッと多めに飲むと、印象が変わります。

強い炭酸の刺激が前に出て、喉を通るときの気持ちよさが増しました。

もしかするとこの商品は、グラスに注いで香りや余韻を確かめるよりも、しっかり冷やして勢いよく飲むことを想定しているのかもしれません。

味わうというより、喉で飲むノンアルコールビールです。

脂っこい料理には合わせやすい

味に強い個性がないぶん、料理の邪魔はしません。

特に、揚げ物や脂っこい料理と一緒に飲めば、強い炭酸が口の中をさっぱりさせてくれそうです。

料理をさらにおいしくする飲み物というより、料理を邪魔せず、油を流してくれる飲み物。

食中のビールテイスト飲料として考えれば、この方向性には納得できます。

今回のテイスティング結果

  • 香り: やや金属っぽい、典型的なノンアルコールビールの香り
  • 色: 透明感のある黄金色
  • 泡: 立つものの、15秒ほどでほぼ消える
  • 味: 輪郭がつかみにくく、少量では「無」に近い
  • 後味: 少しケミカル
  • 長所: 強炭酸が心地よく、スイスイ飲める
  • 合いそうな場面: 揚げ物や脂っこい料理との食中
  • 総評: 決してまずくはないが、ひたすらに無個性

商品開発の視点で考えたこと

今回あらためて感じたのは、飲み物は、飲み方や食事との組み合わせまで含めて設計する必要があるということです。

少量のテイスティングでは魅力を感じにくくても、一度にしっかり飲むことで、強炭酸という長所が生きてきました。

一方で、アストローカでは、グラスに注いだときの泡立ちや香り、飲み終えたあとの余韻も大切にしたいと考えています。

食事を邪魔しないことと、飲み物自体に明確な個性があること。

その両方を成立させることが、商品開発上の課題になりそうです。

次回は、現時点で私が最もおいしいと感じている0.00%ノンアルコールビール、コロナ セロを取り上げます。

※味覚や香りの感じ方には個人差があります。本記事は、筆者個人のテイスティング記録です。

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